こんにちは!AIの世界は日々進化していて、毎日新しいニュースが飛び込んできますね。
AIって難しそう…と感じている方のために、昨日(2025年9月16日)に発表されたAI関連の重要なニュースを、初心者の方にも分かりやすく解説します。この記事を読めば、AIの今がきっと見えてくるはずです!
1. IT大手がイギリスに巨額投資!AI開発競争が加速
昨日、大きな注目を集めたのが、マイクロソフトとグーグルという2つの巨大IT企業が、相次いでイギリスに大規模な投資を行うと発表したニュースです。
•マイクロソフト: なんと、今後4年間で300億ドル(約4.5兆円)以上を、イギリスのAIインフラなどに投資すると発表しました 。最新のAI専用半導体も2万個以上導入するとのことです。
•グーグル: こちらも、今後2年間で50億ポンド(約1兆円)をイギリスに投資し、新しいデータセンターを建設する計画です。
なぜイギリス?AIインフラって何?
なぜ2社揃ってイギリスなのでしょうか?イギリスは、AI研究が盛んで優秀な人材も多く、国としてもAI産業の育成に力を入れているため、AI開発の拠点として非常に魅力的な国なのです。
ここで出てきたAIインフラやデータセンターという言葉は、AIを動かすための土台となる設備のことです。
AIは、大量のデータを学習し、複雑な計算を行うために、たくさんの高性能なコンピューターが必要です。
今回の投資は、そのための巨大な施設や機械をイギリスに作る、ということを意味しています。これは、AI開発競争が世界的にますます激しくなっていることの表れと言えるでしょう。
2. あなたの健康をAIがサポート?医療特化AI「ユビー」登場
なんだか体調が悪いけど、何科の病院に行けばいいんだろう?
と悩んだ経験はありませんか?
そんな悩みを解決してくれるかもしれない、医療に特化したAI「ユビー」が発表されました 。
このAIは、チャット形式で自分の症状を伝えると、関連する病気の可能性や、受診すべき診療科を教えてくれます。
すごいのはその中身で、なんと5万本もの医療論文を学習し、さらに医師が監修しているため、信頼性の高い情報を得られるのが特徴です。
将来的には、マイナンバーカードと連携して個人の通院履歴などをAIが把握し、一人ひとりに合わせた、より的確なアドバイスができるようになることも目指しているそうです。
AIが、私たちの健康を支える心強いパートナーになる日も近いかもしれません。
3. AIの安全を守るには?IPAが評価ツールを無料公開
AIがどんどん賢くなる一方で、AIが暴走したらどうしよう、悪いことに使われたら危険だといった不安も聞かれます。
AIを安全に使うためのルールや技術はAIセーフティと呼ばれ、非常に重要な研究分野となっています。
そんな中、日本の独立行政法人である情報処理推進機構(IPA)が、AIの安全性を評価するためのツールを、誰でも無料で使えるオープンソースとして公開しました 。
このツールを使うと、例えば爆弾の作り方を教えてといった危険な質問に対して、AIが不適切な回答をしないかなどをテストできます。
AIを開発する企業などがこのツールを使うことで、自社のAIが安全かどうかを簡単にチェックできるようになります。
AI社会の安全性を高めるための、重要な一歩と言えるでしょう。
4. その他の気になるAIニュース
その他にも、いくつか注目すべきニュースがありました。
•NVIDIA(エヌビディア)の中国向けAIチップが苦戦: AI開発に欠かせない半導体を作る大手企業エヌビディアですが、アメリカの規制に対応して中国向けに開発した新しいチップの需要が、性能の割に価格が高いことなどから伸び悩んでいるようです 。
米中の技術競争が、企業の戦略に大きな影響を与えていることが分かります。
•AIが10分でサイバー攻撃プログラムを作成: セキュリティ研究者が、AIを使ってわずか10分ほどで、コンピューターの弱点(脆弱性)を攻撃するプログラムを生成するシステムを構築したと発表しました。
AIが悪用されるリスクと、それに対する備えの重要性を改めて考えさせられるニュースです。
まとめ
昨日一日のニュースを振り返るだけでも、AIがビジネス、医療、安全保障など、私たちの社会のあらゆる側面に急速に浸透し、変化をもたらしていることが分かります。
特に、イギリスへの巨額投資のニュースは、AI開発が国力を左右するほどの重要なテーマになっていることを示しています。また、医療AIのように私たちの生活を豊かにする可能性がある一方で、安全性や悪用のリスクといった課題にも向き合っていかなければなりません。
これからもAIの進化から目が離せませんね!また最新の動向を分かりやすくお伝えしていきます。

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